子どもたちの学習体験をデザインの力でより良いものにする
自己紹介と業務内容の説明をお願いします。
濱崎夏音(はまさきなつね)と申します。コンテンツ企画開発部のデザイナーを務めています。大学卒業後、小学校教員を経てCOMPASSに入社しました。
キュビナに搭載するイラストや図解・アニメーション・問題文のレイアウトなど、表現面のデザインを制作しています。また、進行管理などのディレクション業務も行っています。
各教科ごとにチームが分かれていて、それぞれ社員やパートナーを合わせて10名ほどのメンバーで構成されています。私の担当教科は国語と理科です。
1日の仕事の流れを教えてください。
COMPASSにはフルフレックス制度が導入されています。私は作業時間を確保するために8時から業務を開始することが多いです。午前中に各連絡への返信とタスク整理をし、午後はミーティングに出席します。ミーティングの合間で、デザイン作成を行っています。
長めに休憩をとった日などは退勤が遅くなることもありますが、基本的には17時から20時の間に退勤しています。フレックス制度によってタスクや状況に応じて柔軟に時間を使えるので、働きやすいと感じています。
COMPASSで働く魅力について教えてください。
子どもたちと先生たちをサポートできることが魅力ですね。依頼されたデザインを作成するだけでなく、問題構成や情報設計など上流から関われることもやりがいにつながっています。
前職の小学校教員と職種は異なりますが、本質的にやっていることは同じです。教員時代も「こうしたら子どもたちの興味を引くんじゃないか」「 より理解しやすくするにはどうしたらいいか」を追求していました。デザイナーとの共通項が見つかり、より一層おもしろく感じています。
仕事で達成感を得たエピソードはありますか?
国語の長文問題デザイン改善業務が印象に残っています。学校の先生から「国語の長文問題を、横書きではなく縦書きにして掲載してほしい」と要望をいただきました。
縦書きに変更しただけでなく、フォントや行間、文字量なども対象学年に合わせて再考してリリースしたことで、社内外から大きな反響をいただきました。学習体験をより良いものにするために改善できたことが達成感につながりました。
COMPASSの「誰一人取り残さない教育」という価値観に共感した
入社の経緯を教えてください。
学生時代に美術教育を専攻していたので、元々デザインに興味を持っていたんです。ただ、当時は教員以外の道がピンときませんでした。改めてデザイナー転職を考えたときに、COMPASSとのご縁をいただきました。不安がなかったと言えば嘘になりますが、ワクワクの方が大きかったです。保守的な生き方をしてきたので、人生で一度くらいチャレンジしてみようと思いました。
ほかにもEdTech系の会社がある中で、COMPASSを選んだ理由はなんですか?
理由は二つあります。一つは、居住地を問わない働き方ができること。最終的な決め手は、COMPASSのビジョンに強く共感できたことです。
私が住んでいる地方で転職先を探しても、デザインと教育を掛け合わせた仕事はなかなか見つかりませんでした。そこで、リモートで働くことを念頭に東京の会社も含めて探しました。
そうして見つけたCOMPASSの「誰一人取り残さない教育」という価値観に共感しました。教員時代は慌ただしく毎日が過ぎていき、一人ひとりの児童生徒と向き合えなかった後悔があります。「今思えばあの子は困っていたのかもしれない」と反省もあります。集団教育で全員を平等に見続けることは難しいと感じていたのですが、COMPASSでなら自分がデザインしたコンテンツを通じて「誰一人取り残さない教育」を実現できると思いました。
場所と時間を柔軟にデザインできる働き方
リモートワークで良かったことはありますか?
家族と過ごす時間が増えたことです。前職と比べて、時間を柔軟に使えるようになりました。これまでは休憩のタイミングやスケジュールを自分の都合で調整できませんでしたが、現在はフルリモート&フレックス勤務となり、ワークライフバランスが取れるようになりました。家で育児をしながら業務を進めている社員もいます。柔軟に対応できる制度や寛容なメンバーのおかげで、女性としても働きやすいと思います。
どのようにメンバー間でのコミュニケーションを取っているのですか?
基本的にSlackというチャットツールでコミュニケーションを取っています。テキストベースのやり取りは、言葉のニュアンスや雰囲気が伝わりづらいですが、メンバー全員がテキストであることを意識した丁寧なコミュニケーションを心掛けているので安心して仕事に臨めます。
入社当時は右も左もわからない状態でしたが、先輩社員がSlackで声をかけてくださったり、補足情報を送ってくださったりといったサポートがあったおかげで、フルリモートでも業務に対応できました。
リモートワークで業務を進めるにあたり特に意識していることはありますか?
リモートワークだからというわけではないですが、広い視野を持って業務を進めることは常日頃から意識しています。デザインとは表層の見た目だけを整えることだと思われがちですが、そうではありません。広義の意味で捉えると情報設計もデザインに含まれると思っています。表層の観点だけで業務を進めず、学習体験を想像し、情報設計を含めた広い範囲でデザインしています。
教育を変えるのは難しい。だけど、COMPASSなら実現できるはず
今後のチャレンジについて教えてください。
プロジェクトを牽引するデザイナーになりたいです。そのために、前職の知識を生かしつつ、デザインの知識をさらにインプットして成長していきたいです。
また、入社時から「特別支援が必要な児童生徒にとっても活用しやすいコンテンツ制作」に挑戦したいと伝えています。教員時代にそうした子どもたちと関わり、学習中に生じる困難を目の当たりにしました。これは、現場で子どもたちと向き合っていなければ得られなかった視点だと思います。特別支援学級に通っている児童生徒や、色覚多様性や読み書きに困難がある児童生徒も使いやすいコンテンツが作れたら、子どもたちは教育でより幸せになれるはずです。
COMPASSで活躍しているのはどういった人たちですか?
活躍しているメンバーには「自走力」があります。個人に任せられる範囲が広いので、自走力や積極性があれば、どんなバックグラウンドの方でも活躍できるようになると思います。もちろん、メンバーがしっかりサポートもするので安心してください。
求職者の方にメッセージをお願いします。
教育を変えることは難しいです。よくメンバーで意見交換しますが、「実際問題、現場の子どもたちはどうなのか?」と聞かれるとまだまだ課題は山積みです。先生の業務改善も必要であったりと、教育を変えるために解決すべきものは壮大かつ複雑に絡み合っています。
ですが、COMPASSの価値観に共感して集まったメンバーであれば、変えていけると思います。業務内容もワークライフバランスの面でも自慢できる会社です。興味を持ってくださった方にはぜひ応募していただきたいです。